贈り物を渡すときのマナーについて

初めに風呂敷を渡すときのマナーがあります。とその前に、そもそも風呂敷ってどのようなときに使えるのでしょうか。改まった贈り物をするときはもちろん、結び方によってはおしゃれなエコバッグとしても使えるため想像以上に幅の広いものです。

エコバッグアレンジ

ただ、改まった贈り物となるとマナーが大切になってきます。そこで、まずは渡すタイミングを解説していきます。玄関で直接渡してはいけません。これは和室でも洋室でも共通のマナーです。部屋に通されたら和室の場合は入り口付近の下座に正座をします。

次にご挨拶をして風呂敷から品物を取り出します。ほどいたら小さくたたみ持ってきた品物は正面向きにお渡しします。洋室の場合は部屋に通されたとき椅子に座るように促されるかもしれませんが、座る前に風呂敷ごと椅子の上に贈り物を置きます。

これ以降は、立ったままご挨拶をし風呂敷から贈り物を出します。そして、ほどいたら立ったままたたみ贈り物を正面にしてお渡しします。洋室の場合も和室の時と似ていて、初め以外は立っているということ以外同じです。初めのうちは慣れないかもしれませんが、思ったより簡単かもと思っていただけたと思います。

風呂敷の色選びのマナーと包み方

では次に色選びのマナーに触れていきます。色にも縁起のいい色からそうでない色まであります。お祝い事の際は明るい色や華やかな色が合うでしょう。具体的には朱色や赤、黄色などです。お悔みごとなどでは明るくなく落ち着いた色である紺色などの濃い色にしましょう。

しかし何枚もそろえるのは大変という方もいるでしょう。そのような方にお勧めなのが紫色です。お祝い事でも法事でも使えるので便利です。他にも、色だけでは無くデザインによっておしゃれにすることができます。最近は凝ったデザインのものも多いのでエコバッグなどとして利用すればファッションも楽しめるでしょう。最後に包み方の解説をしていきます。

平包風呂敷

まずは平包みです。初めにひし形状に広げ、対角線の中心に品物を置きます。そして風呂敷の端を、手前から左、右、奥の順で品物の上にかぶせます。最後にかぶせる端は、一番いい柄を持ってくると良いでしょう。

次にお使い結びです。平包みと同じく、ひし形状に広げます。対角線の中心に品物を持ってきたら手前の端を品物にかぶせて折り、奥の端をかぶせます。最後に左右の端を真ん中で真結びします。

これ以外にもたくさんの包み方があります。ぜひほかの結び方も試してみてください。